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ダイビング器材はレンタルと購入どっち?80万円超で一式そろえた初心者の本音

ダイビングを始めると、多くの初心者が「器材はレンタルで十分なのか、それとも購入した方が良いのか」と迷うと思います。

レンタルなら高額な初期費用を抑えられ、洗浄や保管の手間もありません。一方、自分の器材を購入すれば、毎回同じ器材を使えるため、身体へのフィット感や操作感を覚えやすくなります。

私は江之浦で受けたOW(オープン・ウォーター・ダイバー)講習から6本目まで、軽器材・重器材・ドライスーツをレンタルしていました。その後、軽器材と重器材を一式まとめて購入し、合計金額は80万円を超えました。

しかも、この80万円にはドライスーツ、Suunto Ocean、GoPro HERO12などは含まれていません。

金額だけを考えれば、レンタルを続ける方が負担は軽かったと思います。それでも私は、購入したこと自体には後悔していません。

この記事を書いている時点で、私はAOWとボートSPを取得し、18本潜っています。まだベテランではなく、中性浮力やフィンワークを練習している初心者に近い立場です。

だからこそ、器材を購入する前に感じていた不安、レンタル器材で困ったこと、購入後に変わったこと、高額な器材を所有して初めて分かった負担まで、初心者目線で正直に紹介します。

目次

結論|本格的に続けるなら早い段階での購入がおすすめ

私の結論は、ダイビングを本格的に続ける気持ちがあるなら、早い段階で自分の器材を購入するのがおすすめです。

特に、月1回程度のペースで潜る人や、中性浮力・水中姿勢・フィンワークを本格的に上達させたい人は、毎回同じ器材を使うメリットが大きいと感じています。

私の場合、レンタルするたびにBCDのサイズや浮力のかかり方が変わり、最初の1ダイブが器材に慣れるための時間になっていました。自分の器材に変えてからは、器材の違いではなく、自分の操作や姿勢に集中しやすくなりました。

一方、ダイビングを今後も続けるか分からない人や、体験として年に数回だけ楽しみたい人は、最初から一式購入する必要はありません。まずレンタルで潜り、自分がどのくらい続けたいのかを確認してもよいと思います。

ただし、利用するスクールや参加するコースによって、器材の用意に関する条件が異なる場合があります。「潜る回数が少ないからレンタルでよい」と自分だけで決めず、申し込み前にレンタルの可否や必要な器材を確認してください。

ダイビング器材のレンタルと購入を比較

比較項目レンタル購入
初期費用抑えやすい高額になりやすい
フィット感借りる器材によって変わる自分に合うものを選べる
操作への慣れ器材が変わるたびに調整が必要毎回同じ感覚で練習できる
持ち運び現地レンタルなら荷物が少ない重い器材を自分で運ぶ
使用後の手入れ基本的に返却して終了洗浄と乾燥が必要
保管場所不要私の場合は約1畳使用
点検・修理基本的にショップ側が管理自分で手配して費用を負担
遠征や旅行身軽に移動しやすい荷物が増える
向いている人継続するか分からない人、手軽さを優先する人月1回程度潜る人、本格的に上達したい人

購入にはフィット感や上達面のメリットがありますが、費用だけでなく、洗浄・保管・点検・持ち運びまで自分で引き受ける必要があります。

どちらが正解かは、単純な料金差だけでは決められません。潜る頻度、上達への意欲、移動手段、自宅の広さ、利用するスクールの条件まで含めて考える必要があります。

OW講習で初めてレンタル器材を使った

私が初めてレンタル器材を使ったのは、5月のゴールデンウイークごろに江之浦で受講したOW講習でした。

このときは、マスクやフィンなどの軽器材、BCDやレギュレーターなどの重器材、ドライスーツまで、必要な器材をすべてレンタルしました。レンタル料金はOW講習代に含まれていたはずです。

初めて器材を使ったときは、使い心地を評価する余裕などありませんでした。

器材の名称や扱い方を覚えている段階だったため、セッティングも「これで本当に合っているのか」と、おっかなびっくり進めていました。

自分の器材を使った経験もなく、比較対象がなかったため、当時はレンタル器材に大きな不満を感じていませんでした。「ダイビング器材とは、このようなものなのだろう」と思いながら使っていたのが正直なところです。

レンタルのドライスーツは意外とぶかぶかだった

レンタルした器材の中で、特にサイズの違いを感じたのがドライスーツです。

レンタル用のドライスーツは、身長と体重を伝えて用意してもらいました。しかし、一人ひとりの体形に合わせて作られたものではないため、実際に着てみると意外とぶかぶかしていました。

ドライスーツでは、水圧による締め付けを軽減するためにスーツ内へ空気を入れます。ただし、初心者の私が空気を入れすぎると、浮力が大きくなり、身体が簡単に浮き上がりそうになりました。

私の感覚で表現すると、文字どおり「天に召される」ような状態です。

ぶかぶかしたスーツを着た状態で、空気を入れる量や姿勢を調整するのは簡単ではありませんでした。レンタルでも潜ること自体はできますが、自分の身体に合ったものと比べると、細かな浮力調整の難しさがありました。

レンタルBCDが変わると水中のバランスも変わった

レンタル器材で、特に違いを感じやすかったのがBCDです。

BCDは、製品によって空気袋の位置や大きさ、身体の締め付け方、操作部の感覚などが異なります。借りたBCDのサイズや形状が自分の身体に合わないと、水中でバランスを取りにくく感じることがありました。

同じBCDという種類でも、装着したときのフィット感や、空気を入れたときに浮力がかかる位置は同じではありません。

レンタルするたびに違うBCDを使うと、最初の1ダイブで次のような点を確認する必要がありました。

  • どのくらいベルトを締めればよいのか
  • インフレーターをどのように操作するのか
  • どの程度空気を入れると身体が浮くのか
  • 水中でどの姿勢を取ればバランスを保てるのか

そのため、1本目が器材の特徴をつかむための「調整ダイブ」のようになってしまいます。

限られたダイビングのうち、最初の1本を器材に慣れるために使うのは、今振り返るともったいなかったと感じます。

ダイビング技術を磨くなら同じ器材を使いたいと思った

海況や水深、流れなどは、潜るたびに変化します。そのうえ器材まで毎回変わると、自分の技術が上達したのか、単にその日の器材が扱いやすかったのか判断しにくくなります。

私は、道具の違いに左右されるより、毎回同じ器材を使い、できるだけ同じ条件で技術を磨きたいと考えるようになりました。

自分の身体にフィットするBCDや、自分が扱いやすいフィンを使い続ければ、中性浮力、水中姿勢、フィンワークといった、自分自身の技術に集中できます。

これが、私がレンタルを続けず、自分の器材を購入しようと思った一番大きな理由です。

レンタル器材にも大きなメリットがある

レンタル器材の問題点を先に書きましたが、購入後に分かったメリットも数多くあります。

レンタルであれば、自宅から大量の器材を運ぶ必要がありません。使用後の洗浄や乾燥も基本的にショップへ任せられ、自宅に保管場所を用意する必要もありません。

故障や定期点検についても、借りる側が自分で管理する必要はありません。遠方へ潜りに行くときも、現地で借りられれば移動時の荷物を大幅に減らせます。

私が感じたレンタルのメリットは、次のとおりです。

  • 移動時の荷物が少ない
  • 使用後の洗浄や乾燥が不要
  • 自宅で保管しなくてよい
  • 故障や点検を自分で管理しなくてよい
  • 遠方へ潜りに行くときに楽

私が利用した範囲では、器材一式のレンタル料金は2万円に届かない程度でした。ただし、器材だけの料金なのか、ダイビング代や講習代に含まれるのかは、ショップやプランによって異なります。

料金を比較するときは、「器材一式」という言葉だけで判断せず、スーツ、BCD、レギュレーター、フィン、マスクなど、どこまで含まれているかを確認した方がよいでしょう。

自分の器材を購入したのは6本目を潜った後

私はOW講習が終わってすぐではなく、レンタル器材で6本潜った後に、自分の器材を購入しました。

少しずつ買い足したのではなく、レギュレーターやBCDなどの重器材と、マスクやフィンなどの軽器材を一式まとめて購入しています。購入した器材はすべて新品です。

購入総額は80万円を超えました。

購入したダイビング器材一式を畳の上に並べた写真
6本レンタルした後に購入した軽器材・重器材一式。後から購入したドライスーツなどは含まれていません。

この金額には、後から購入したドライスーツ、Suunto Ocean、GoPro HERO12などは含まれていません。あくまで、当時まとめて購入した軽器材と重器材だけの金額です。

今振り返ると、初心者が必ずしも最初から80万円以上かけ、一式購入する必要はありません。必要性の高いものから少しずつそろえる方法もあります。

ただし、私は同じ条件で練習したいと考えたため、一式購入する道を選びました。

80万円を超えたときの本音は「高すぎる」

合計金額を見たときの率直な感想は、「高すぎる」「ボーナスが飛んだ」です。

80万円は、趣味を始めたばかりの段階で簡単に支払える金額ではありません。しかも、ドライスーツやダイブコンピューター、撮影機材は別です。

それでも、私は一時的な体験ではなく、長くダイビングを続けたいと思っていました。

毎回同じ器材を使って技術を磨くという目的もあったため、「確かに高いが、長く続けるなら納得できる」と考えました。

購入金額は高すぎたと思いますが、器材を購入したこと自体に後悔はありません。

購入を後押ししたインストラクターの営業トーク

購入を決めた理由は、上達のためだけではありません。インストラクターさんの営業トークが非常にうまかったことも、大きな理由の一つです。

特に印象に残っているのが、次の言葉です。

「ホザね……この商品、出たばかりでまだ誰も持っていないんだよね……1人目になってみないかい」

「自分に合った器材の方が上達しやすい」という実用的な説明に加え、「まだ誰も持っていない」「一人目になれる」と言われ、所有欲まで刺激されました。

今振り返っても、非常にうまい営業トークだったと思います。

器材を試して使いやすいと感じたのは事実です。しかし、冷静な比較だけで購入を決めたのではなく、インストラクターさんの言葉に気持ちを動かされた部分もありました。

これから購入する人には、インストラクターの説明を参考にしつつ、その場の勢いだけで決めないことをおすすめします。使い心地だけでなく、ほかの店舗の価格、保証、点検、アフターサービスまで確認すると、より納得して選べると思います。

価格より使い心地を優先してプールで比較した

器材を選ぶとき、私は価格の安さよりも、実際に使用したときの感覚を最優先にしました。

特にBCDとレギュレーターは、メーカーや製品によって特性が異なります。カタログを見ているだけでは自分に合うか判断できないため、候補となる器材をプールで試してから決めました。

試したときは、次の点を確認しました。

  • レギュレーターで自然に呼吸できるか
  • レギュレーターの重さで顎が疲れないか
  • BCDが身体にフィットするか
  • BCDへ空気を入れたときにバランスを取りやすいか
  • マスクの視界が広く、顔への圧迫感が少ないか
  • フィンを動かしたときに身体のバランスを保てるか

マスクやフィンも、顔の形、脚力、泳ぎ方によって感じ方が変わります。可能であれば、BCDとレギュレーターだけでなく、マスクやフィンも実際に試すことをおすすめします。

私が購入した主なダイビング器材

購入明細が現在手元にないため、正確な型番や器材ごとの価格までは掲載できません。ここでは、覚えている範囲でメーカーと選んだ理由を紹介します。

器材メーカー購入状態選んだ理由
レギュレーターmares新品自然に呼吸しやすく、軽いため顎が疲れにくかった
BCDmares新品プールで試した中で身体へのフィット感と浮力のバランスが最も良かった
オクトパスmares新品BCDなどとあわせて購入
フィンGULL新品ゴムの重さとしなりが自分には扱いやすかった
マスクGULL新品視界が広く、顔への圧迫感が少なかった
その他の軽器材複数新品シュノーケル、ブーツ、グローブなども一式購入

マスクの商品名はGULLのLUVOSだった可能性がありますが、購入明細で確認できていないため、この記事ではGULL製とのみ記載しています。

maresのレギュレーターは自然に呼吸しやすかった

実際に購入したmaresのダイビング用レギュレーター
実際に購入したmaresのレギュレーター。プールで比較し、呼吸のしやすさと顎の疲れにくさで選びました。

レギュレーターは、maresの新品を購入しました。

お試しプールダイブで使用したとき、私が試した中では最も自然に呼吸できたことが決め手です。水中で呼吸するときの違和感が少なく、レギュレーター自体も軽かったため、長時間くわえていても顎が疲れにくいと感じました。

ダイビング中は、基本的にレギュレーターをくわえ続けます。そのため、わずかな重さやくわえにくさでも、時間がたつと顎の疲労につながります。

購入前は、レギュレーターによって呼吸のしやすさがそれほど変わるとは思っていませんでした。しかし、実際に比較すると、空気の吸いやすさや顎にかかる負担に違いがありました。

価格表だけでは判断しにくい部分なので、購入前に試してよかったと思っています。

最も買ってよかったのはmaresのBCD

実際に使用しているmaresのダイビング用BCD
実際に使用しているBCD。毎回同じ器材を使うことで、中性浮力の感覚を覚えやすくなりました。

BCDはTUSAの新品を購入しました。

選んだ理由は、プールで試した中で、私の身体に最もフィットしたからです。

レンタルBCDを使用していた頃は、サイズや空気袋の位置が身体に合わず、水中でバランスを取りにくいことがありました。ベルトの締め具合や浮力のかかる位置も器材によって違うため、借りるたびに調整が必要でした。

購入したTUSAのBCDは、身体への収まりがよく、空気を入れたときの浮力のバランスも私に合っていました。

購入した器材の中で、レンタルとの違いを最も強く感じ、「高かったが買ってよかった」と思っているのがBCDです。

GULLのゴムフィンは水中で扱いやすかった

実際に使っているGULLのゴムフィン。適度な重さとしなりが自分には合いました。
購入した青色のGULLゴムフィン

フィンは、GULLのゴムフィンを購入しました。

レンタルで使用したプラスチック系のフィンでは、フィンワークをしたときに身体のバランスを崩しやすいと感じることがありました。

一方、ゴムフィンは適度な重さとしなりがあり、私には水中で扱いやすく感じられました。

購入後も同じフィンを使い続けられるため、キックしたときの進み方や、必要な力加減を覚えやすくなりました。器材の違いに合わせるのではなく、自分のフィンワークへ意識を向けられるようになったことは、購入したメリットの一つです。

GULLのマスクは視界と圧迫感の少なさで選んだ

実際に使っているGULLのマスク。視界の広さと、装着したときの圧迫感の少なさを重視しました。
実際に使用している青色のGULLダイビングマスク

マスクはGULL製を選びました。

決め手は、視界の広さと、装着したときの圧迫感の少なさです。

マスクは顔へ直接触れるため、顔の形に合わないと、水が入りやすくなったり、締め付けによるストレスを感じたりします。

ダイビング中は、周囲の景色やバディーを確認し続けます。視界の広さに加え、潜っている間ずっと違和感なく着けていられることも重要だと感じました。

マスクは軽器材ですが、サイズが合えばよいと考えず、可能であれば実際に装着して選んだ方がよいと思います。

購入後は中性浮力の感覚が格段に分かりやすくなった

購入した器材を初めて海で使ったときは、「ついに自分の器材を手に入れた」といううれしさがありました。

その一方で、軽器材と重器材だけで80万円を超えているため、海辺で器材を扱うたびに購入金額が頭をよぎりました。

「自分の物になったのだから大切に扱わなければならない」と思う一方、砂浜や濡れた地面へ置くときは、「これだけ高かった器材を、ここに置いて大丈夫だろうか」と気になりました。

しかし、水中で使用すると、レンタル器材との違いを実感しました。

特に変わったのが、中性浮力の分かりやすさです。

自分の身体にフィットするBCDを毎回使えるため、空気を入れたときの変化を覚えやすくなりました。

「この程度空気を入れると、身体がどのように浮くのか」「どのくらい抜けば沈み始めるのか」を少しずつ蓄積できるため、レンタルのときより格段に感覚をつかみやすくなりました。

器材を購入しただけで、突然ダイビングが上手になるわけではありません。それでも、毎回同じ器材を使うことで、器材の違いに振り回されず、自分の操作や姿勢に集中しやすくなったと感じています。

購入後は洗浄・乾燥・保管を自分で行う

自分の器材は、使用後に自分で手入れしなければなりません。

私はダイビングが終わった後、基本的に器材を真水で洗います。海水や付着した砂などを落としてから持ち帰ります。

現地で洗っただけでは完全に乾かないため、自宅に戻った後でもう一度バッグから器材を取り出し、日陰で乾燥させています。

潜り終わった後は身体が疲れているため、自宅に戻ってから器材をすべて出す作業を面倒に感じることもあります。しかし、濡れた状態でバッグの中へ放置するわけにはいきません。

レンタルであれば返却して終わりですが、購入した場合は帰宅後も器材の管理が続きます。

ドライスーツを除いても6畳の部屋の約1畳を使う

ダイビング器材は、想像していた以上に保管場所を取ります。

私の場合、ドライスーツを除いた一式だけでも、6畳の部屋のうち約1畳分を使用しています。

BCDやレギュレーターだけでなく、フィン、マスク、シュノーケル、ブーツ、グローブ、バッグなどもあるため、一式をまとめると相応の量になります。

使用後は乾燥させる場所も必要です。器材を収納できればよいわけではなく、濡れた器材を広げられるスペースも考えなければなりません。

部屋が狭い人や収納の少ない家に住んでいる人にとっては、購入費以上に、保管場所が問題になる可能性があります。

年1回のオーバーホールに1万円を少し超える程度かかった

レギュレーターなどの重器材は、購入すれば追加費用なしで使い続けられるわけではありません。

私は年1回、オーバーホールへ出しています。記憶している範囲では、料金は1万円を少し超える程度でした。

ただし、実際の料金や推奨される点検時期は、器材の種類、メーカー、交換する部品、使用状況、依頼先などによって異なります。自分の器材の取扱説明書や、購入したショップの案内を確認してください。

レンタルの場合、利用者が自分でオーバーホールを手配する必要はありません。しかし、所有する場合は点検時期を把握し、費用を支払って整備する必要があります。

器材を購入する際は、本体価格だけでなく、次の費用や負担も考えておいた方がよいでしょう。

  • 使用後の洗浄と乾燥
  • 自宅での保管スペース
  • 定期的な点検やオーバーホール
  • 修理や部品交換
  • 器材を運ぶためのバッグ
  • ダイビング先までの持ち運び

電車での持ち運びは想像以上に大変だった

器材一式を運ぶために購入したボストン型バッグ。濡れた器材を入れるとさらに重くなり、電車移動ではキャスター付きが欲しいと感じました。
AQUALUNGのボストン型ダイビングバッグ

私は、ダイビングへ行く際に電車で集合場所まで移動します。

器材はボストンバッグへ入れ、そのバッグをリュックキャリーに載せて運んでいます。

乾いている状態でも一式は重いですが、ダイビング後は器材が濡れ、さらに持ち運びが大変になります。

駅までの移動、改札、階段、電車の乗り換えなどを考えると、重いボストンバッグを手だけで運び続けるのは現実的ではありませんでした。

車で移動する場合は、それほど気にならないかもしれません。しかし、電車や徒歩で集合場所まで移動する人は、器材そのものだけでなく、どのように運ぶかまで考えて購入する必要があります。

急いで買わなくてもよかったのはボストン型バッグ

器材本体については、自分に合うものを購入してよかったと感じています。

一方、選び方を失敗したと思っているのが、ボストン型のダイビングバッグです。

購入前は「器材がすべて入れば問題ない」と考えていました。しかし、実際に使用すると、ダイビング後の濡れた器材は想像以上に重くなります。

レギュレーター、BCD、フィン、ブーツなどを一つのバッグにまとめると、手や肩で持って移動するのはかなり大変です。潜った後で身体が疲れていることも、負担を大きくします。

今選び直すなら、ボストン型ではなく、キャスターが付いたキャリーケース型を選びます。

バッグは安全に直接関わる器材ではないため、最初から急いで購入する必要はなかったと思います。何度か潜り、自分の移動手段や荷物の量を確認してから選んだ方が、失敗しにくいでしょう。

初心者が少しずつ買うなら軽器材からがおすすめ

私は一式まとめて購入しましたが、少しずつそろえるなら、基本的には軽器材から重器材の順番をおすすめします。

私が考える購入順は、次のとおりです。

  1. マスク
  2. フィン
  3. BCD
  4. レギュレーター

1.マスク

マスクは顔へ直接触れ、視界や水の入りやすさに影響します。比較的持ち運びやすく、保管場所もあまり取らないため、最初に購入しやすい器材です。

顔の形に合うか、視界が狭くないか、圧迫感がないかを確認して選ぶとよいと思います。

2.フィン

フィンは、硬さ、重さ、しなりなどによって、キックしたときの感覚が変わります。

同じフィンを使い続ければ、自分がどの程度の力で蹴ると進むのかを覚えやすくなります。購入前に可能であれば実際に試し、自分の脚力やフィンワークに合うものを選ぶのがおすすめです。

3.BCD

重器材の中で、私が最も購入の効果を感じたのがBCDです。

身体へのフィット感や浮力のかかる位置が中性浮力と水中姿勢に影響するため、本格的に上達したい人には大きなメリットがあります。

ただし、価格だけで決めず、実際に装着し、可能ならプールで使用してから選ぶことをおすすめします。

4.レギュレーター

レギュレーターは、呼吸のしやすさや顎への負担を確認して選びます。

安全に関わる重要な器材でもあるため、購入後の点検やオーバーホール、アフターサービスまで含めて検討する必要があります。

私は軽器材と重器材を一式購入しましたが、予算が限られている場合は、マスクとフィンから始め、ダイビングを継続すると決めた段階でBCDとレギュレーターを検討する方法もあります。

潜る頻度だけでレンタルか購入かを決めない

一般的には、潜る回数が少なければレンタル、頻繁に潜るなら購入と考えがちです。

しかし私は、利用するスクールやコースによって器材の条件が異なる場合もあるため、回数だけで決めるべきではないと考えています。

まだ続けるか分からない人

まずはレンタルで数本潜り、本当に続けたいか確認するのがおすすめです。

私は6本レンタルしたことで、BCDやドライスーツのどこが自分に合わないのか、購入するときに何を重視したいのかが分かりました。

年1~2回、または年3~5回程度潜る人

費用や手軽さだけで考えれば、レンタルには大きなメリットがあります。

ただし、通っているスクールや参加したいコースで自分の器材が必要になる場合は、潜る回数が少なくても購入を検討します。まずはスクールへ、どの器材が必要なのか、レンタルできるのかを確認してください。

購入する場合でも、一式を同時にそろえず、マスクやフィンなどの軽器材から始める方法があります。

月1回程度潜る人

私は購入をおすすめします。

毎月潜るのであれば、同じBCD、レギュレーター、フィンを継続して使用できます。器材の操作感を覚えやすくなり、毎回のダイビングを技術練習にもつなげやすくなります。

本格的に上達したい人

本格的に中性浮力やフィンワークを磨きたい人には、早い段階での購入をおすすめします。

購入費、維持費、保管場所などの負担はありますが、器材の違いに振り回されず、同じ条件で練習を重ねられることは大きな利点です。

レンタル代と購入費だけで元を取れるか考えてみる

私が利用した範囲では、器材一式のレンタルは2万円に届かない程度でした。一方、購入した軽器材と重器材は80万円を超えています。

仮に1回2万円でレンタルすると単純計算した場合でも、80万円に達するのは40回です。実際のレンタル料金が2万円未満であれば、購入費と同じ金額へ達するまでには、さらに多くの回数が必要です。

しかも、購入後はオーバーホール、修理、保管、バッグなどの費用や手間も発生します。

そのため、私の購入は「レンタル代の元を早く取るため」という判断ではありません。

自分に合った器材を毎回使い、同じ条件で上達することへ80万円を支払ったという感覚に近いです。

価格だけを比較するなら、レンタルの方が合理的な人も多いと思います。購入する価値は、回収できる金額だけでなく、フィット感、安心感、操作への慣れ、練習のしやすさまで含めて判断する必要があります。

ダイビングを始めるための初期費用全体については、ダイビングの初期費用はいくら?器材に80万円超かかった私の実費と継続費用でも詳しく紹介しています。

ダイビング器材のレンタルと購入に関するよくある質問

初心者でも最初から器材を購入した方が良いですか?

ダイビングを続けるか分からない段階なら、最初はレンタルでも問題ないと思います。

私は6本レンタルしてから購入しました。レンタルを経験したことで、自分が使いにくいと感じる点や、購入時に重視したい条件を整理できました。

一方、本格的に続けると決めている人や、利用するスクール・コースで自分の器材が必要な人は、早い段階で購入する選択肢があります。

最初に購入するなら何がおすすめですか?

私は、マスク、フィン、BCD、レギュレーターの順番をおすすめします。

基本的には、比較的購入しやすく保管もしやすい軽器材からそろえ、その後にBCDやレギュレーターなどの重器材を検討します。

購入前に試した方が良い器材は何ですか?

私が特に試してほしいと思うのは、マスク、フィン、BCD、レギュレーターです。

マスクは顔への圧迫感と視界、フィンは硬さや重さ、BCDは身体へのフィット感と浮力のバランス、レギュレーターは呼吸のしやすさと顎への負担を確認します。

可能であれば、装着するだけでなく、実際にプールで使用して比較するのがおすすめです。

器材を購入すると中性浮力は上達しますか?

購入しただけで、自動的に中性浮力が取れるようになるわけではありません。

ただし、毎回同じBCDを使えば、空気を入れたときの変化や、どの程度排気すれば沈むのかを覚えやすくなります。

私の場合、自分に合うBCDへ変えてから、中性浮力の感覚が格段に分かりやすくなりました。

器材一式を保管するには、どのくらいの場所が必要ですか?

私の場合、ドライスーツを除く一式だけでも、6畳の部屋のうち約1畳分を使用しています。

収納場所に加え、使用後に濡れた器材を広げて陰干しする場所も必要です。

購入後にかかる維持費はありますか?

私はレギュレーターなどを年1回オーバーホールへ出しています。記憶している範囲では、費用は1万円を少し超える程度でした。

実際の点検時期や料金は、器材、メーカー、交換部品、依頼先などによって変わります。購入時に本体価格だけでなく、点検や修理の方法も確認してください。

電車移動でも自分の器材を持って行けますか?

持って行けますが、一式はかなり重くなります。

私はボストンバッグをリュックキャリーに載せて、電車で集合場所まで移動しています。特にダイビング後は器材が濡れて重くなるため、キャスター付きバッグの方が運びやすいと感じています。

80万円以上かけて後悔していませんか?

金額は高すぎたと思いますが、器材を購入したこと自体に後悔はありません。

自分に合った器材を毎回使用でき、中性浮力やフィンワークの練習へ集中しやすくなったからです。

ただし、誰にでも80万円以上の一式購入を勧めるわけではありません。購入前に複数の器材を試し、価格、保証、維持費、保管場所、移動手段まで確認することが大切です。

まとめ|本格的に続けるなら早めの購入、迷っているならレンタルから

ダイビング器材のレンタルと購入には、それぞれ異なるメリットがあります。

レンタルは、初期費用を抑えられ、洗浄・乾燥・保管・点検の手間がありません。現地で借りれば、遠方へ移動するときの荷物も減らせます。

購入は高額で、使用後の手入れ、保管場所、オーバーホール、持ち運びなどの負担も発生します。その代わり、自分の身体に合った器材を毎回使い、同じ条件で練習できます。

私は6本レンタルした後、軽器材と重器材を一式購入し、合計で80万円を超えました。

「高すぎる」「ボーナスが飛んだ」と思いましたが、購入したこと自体に後悔はありません。特に、自分に合うBCDを使い続けることで、中性浮力の感覚が格段に分かりやすくなりました。

本格的にダイビングを続けたい人、月1回程度潜る人、同じ器材で技術を磨きたい人には、早い段階での購入をおすすめします。

一方、まだ続けるか迷っている人は、まずレンタルで数本潜ってみてください。レンタルを経験すれば、自分が器材に何を求めているのかも見えてきます。

また、スクールやコースによって器材の条件が異なる場合があります。購入を決める前に、レンタルの可否、必要な器材、今後参加したいコースの条件を確認しましょう。

最終的に大切なのは、価格の安さだけで選ぶのではなく、自分がどのような頻度で潜り、どこまで上達したいのかを基準に判断することです。

私は初心者だった頃へ戻ったとしても、同じように一式購入します。

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この記事を書いた人

はじめまして。「ホザねクエスト2!」を運営しているホザねです。

このブログでは、ダイビングや登山などのアウトドアを、初心者目線の実体験をもとに発信しています。

このブログでは、成功談だけでなく、失敗したことや困ったことも含めて正直に発信し、「これから始める人が安心して一歩を踏み出せる情報」を届けることを大切にしています。

ダイビング以外にも、富士山登山などのアウトドアへの挑戦や、自分の「やってみたいこと」を一つずつ実現していく様子も記録しています。

記事は、自分が実際に体験した内容を中心に執筆し、必要に応じて公式情報も確認しながら、できるだけ正確で分かりやすい情報をお届けできるよう心掛けています。

「初心者だから不安」「本当に始められるかな」と感じている方の参考になれば嬉しいです。

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