「初心者でも自分のダイブコンピューターを持った方がよいのかな?」「Suunto Oceanは高価だけれど、実際に使いやすいのかな?」——そんなふうに迷っている人もいるのではないでしょうか。
私は画面の見やすさやデザインにひかれ、ショップからの勧めもあって「Suunto Ocean All Black」を定価に近い価格で購入しました。現在までに10ダイブで使用しています。長期レビューではありませんが、初心者が実際に使って感じたことを正直に紹介したいと思います。
結論からいうと、Suunto Oceanは、
- 水中で重要な情報を見やすく確認したい人
- ダイビング以外でも毎日使いたい人
画面の大きさ、色分け、ボタン操作、アプリ連携は、初心者でも分かりやすいと感じました。
一方で、価格は安くなく、普段使いでは本体が少し大きめです。ダイビング専用の小型モデルを探している人には、合わない可能性があります。
Suunto Ocean All Blackとは
Suunto Oceanは、ダイブコンピューターとGPSスポーツウォッチを一体化したモデルです。現在の水深、潜水時間、減圧不要限界、安全停止、浮上速度などを確認できるほか、日常の活動量、心拍数、睡眠、スポーツも記録できます。
| 項目 | 主な仕様 |
|---|---|
| 本体サイズ | 49.9×49.9×13.2mm |
| 重量 | 99g |
| 画面 | AMOLEDカラーディスプレイ |
| 解像度 | 466×466 |
| ダイビング時の電池持続時間 | 最大40~60時間 |
| 日常使用 | 最大16日間(常時心拍数測定あり) |
| アプリ | Suuntoアプリにワイヤレス同期 |
| 公式価格 | 138,900円(税込・2026年8月確認) |
数値はSuunto Ocean公式製品ページを参照しています。設定や使用状況によって、実際のバッテリー持続時間は変わります。
私がSuunto Oceanを選んだ4つの理由
購入した理由は、次の4つです。
- スポーツウォッチとしても使えること
- All Blackのデザインが気に入ったこと
- 画面が大きく、水中でも見やすそうだったこと
- 利用しているダイビングショップから勧められたこと
ダイブコンピューターは、決して安い買い物ではありません。そのため、潜る日だけ使う機器よりも、普段の生活でも活躍してくれる機種の方が、自分には合っているのではと考えました。
また、初心者のうちは、カメラを持つよりも先に自分のダイブコンピューターを持ち、水深や潜水時間、安全停止、浮上速度といった表示や警告に、しっかり慣れておきたいという思いもありました。
Suunto Oceanを水中で使った感想
数字が大きく、暗い場所でも見やすかった
実際に水中で使ってみて、いちばん良かったのは画面の見やすさです。数字や文字が大きく、色分けも分かりやすいので、必要な情報を短時間でパッと確認できました。暗い場所でも、画面が見やすいと感じています。
PADIでも、ダイブコンピューターを選ぶ際には「画面の見やすさ」が重要だと解説しています。潜水時間や深度、浮上速度などを、暗い水中でも素早く確認できるかどうかがポイントになるそうです。(PADIの選び方解説)
初心者のうちは、耳抜きや呼吸、中性浮力、ガイドとの距離など、同時に考えなければならないことがたくさんあります。そんな中で、数値を一目で確認できることは、大きな安心材料になりました。
水深・潜水時間・安全停止を確認しやすい
私が実際のダイビングでよく確認していたのは、現在の水深、潜水時間、そして安全停止の表示です。
特に安全停止では、止まるべき深度と残り時間を自分の手元でしっかり確認できます。ガイドだけに頼るのではなく、自分でも状況を把握する習慣がつけられる点は、初心者にとっても心強いポイントだと感じました。
ただ、表示があるからといって、それだけで安全が保証されるわけではありません。事前に表示の意味をきちんと理解し、実際のダイビングではガイドやバディと確認しながら行動することが大切です。
浮上速度の色分けと警告が分かりやすい
浮上速度を確認できる点も、実際に使ってみて便利だと感じました。浮上が速くなったときは、色分けされた表示や警告によってすぐに気づくことができます。
Suuntoのユーザーガイドによると、画面中央のバーで浮上速度を示し、速度に応じて緑・黄色・赤へと色が変化する仕組みになっています。また、安全停止が必要な場面では、タイマーと深度範囲もあわせて表示されます。(Suunto Oceanユーザーガイド)
初心者のうちは中性浮力が安定せず、気づかないうちに浮き上がってしまうこともあります。もちろん警告はあくまで補助的なものですが、自分の浮上速度を意識するきっかけになりました。
ボタン操作は初心者にも分かりやすい
水中でも陸上でも、ボタン操作は分かりやすいと感じました。複雑な操作を何度も繰り返さなくても、必要な情報をすぐに確認できます。
グローブをつけた状態の水中では、タッチ操作よりもボタンのほうが断然扱いやすいので、シンプルな操作性は大きな利点だと思います。とはいえ、潜る前には陸上で基本画面や警告の意味を一度確認しておくことをおすすめします。
スポーツウォッチとして普段使いした感想
私はダイビング以外の場面でも、睡眠や日常生活の記録、心拍数、活動量の確認に使っています。ダイビングの日だけ棚から取り出すのではなく、普段から身につけていられるので、購入後の使用機会は思っていたより多いです。
Suuntoアプリへの同期も簡単でした。潜水後の記録をスマートフォンでサッと見返せるので、ダイブログと日常の活動記録を同じアプリでまとめて管理できます。紙のログブックとはまた違った楽しさがあり、潜った日の記録を振り返る習慣にもつながりました。
充電頻度については、今のところ特に不満はありません。公式スペックでは、日常使用で最大16日間、ダイビングモードのみだと最大60時間もつとされています。実際の持続時間は設定によって変わってきますが、少なくとも今の使い方では、頻繁に充電する煩わしさは感じていません。
実際に感じたデメリット
価格が高い
正直なところ、最大のハードルは価格です。私は定価に近い価格で購入しました。初心者が最初の1台として選ぶには、気軽に手を出せる金額ではないと思います。
ダイビングだけで使うなら、もっと手頃な価格で必要な機能を備えたモデルも候補に入ってきます。一方で、スポーツウォッチとダイブコンピューターを1台にまとめたい人なら、日常での使用頻度も含めて判断すると納得しやすいかもしれません。
普段使いでは本体が少し大きい
水中では大きな画面が見やすさにつながる一方、普段使いでは少し大きく感じます。本体は約49.9mm、99gあるので、細身の腕の方や小型の時計を好む方は、購入前に一度店舗で試着してみると安心です。
「水中での視認性」と「日常でのコンパクトさ」は、どうしても両立しにくい部分があります。どちらを優先するかが、選ぶときのポイントになりそうです。
Suunto Oceanは初心者におすすめ?
10ダイブほど使ってみた段階で感じたのは、次のような初心者の方にはおすすめできるということです。
- 🌈 大きく鮮明なカラー画面を重視する人
- 📊 水深・潜水時間・安全停止・浮上速度をしっかり把握したい人
- 🔘 難しい操作が苦手な人
- 📱 ダイブログをスマートフォンで見返したい人
- 💤 睡眠や心拍数など、日常の記録にも使いたい人
- ⚖️ 価格よりも、ダイビングとスポーツの兼用を重視したい人
反対に、できるだけ安く購入したい方、小さく軽い腕時計を好む方、ダイビング以外では使わないという方は、他のモデルも比較してみたほうが後悔が少ないかもしれません。
まとめ|見やすさと日常使いを重視する初心者に向いている
Suunto Ocean All Blackを実際に使ってみて、特に良かったのは、数字と色分けの見やすさ、安全停止や浮上速度の確認しやすさ、そして分かりやすいボタン操作です。Suuntoアプリへの同期も簡単で、ダイビングの記録を見返しやすいと感じました。
普段は睡眠、心拍数、活動量の記録にも使えるので、ダイビングと日常生活を1台でまとめて管理したい人とは、相性が良いと思います。
一方で、価格の高さと本体の大きさは、購入前にしっかり確認しておきたいポイントです。また、私自身の使用回数はまだ10ダイブなので、耐久性や長期間使ったときの感想については、今後ダイビング本数が増えてから改めて追記したいと思います。
最後にひとつだけ。ダイブコンピューターは、持っているだけで安全を保証してくれる道具ではありません。取扱説明書をきちんと読み、表示や警告の意味を理解したうえで、ガイドやバディと確認しながら使うことが大切です。
